「彼女の名はサビーヌ」

「彼女の名はサビーヌ」を観た。
「髪結いの亭主」、「灯台守の恋」でヒロイン役の女優、サンドリーヌ・ボネールが
自閉症の妹サビーヌを25年かけて撮影したドキュメンタリー映画。
5年間の精神病院の入院で衝撃的な姿になった妹サビーヌ。
その後、民間の家庭的な施設に移り、薬は半分になったけれど
映像からは痛々しさ、悲しみ、怒り、愛情、そして言葉にならないものを感じた。
入院当時よりはよくなっているらしいが、でも衝撃的な変わりよう。
入院と薬漬けでこうなると知ってはいるけれど、
こうやって目の前で昔と今の映像をみるとやはり大きなショック。
日本と違いフランスは自閉症に関して遅れているのか、
精神病院に入れられてしまったサビーヌ。
自閉症は精神病ではない。
『入院して間もなく妹の状態が悪化していくことに気づきました。
これは異常だと思いました。
妹のかつての美しい姿や才能を懐かしく思い起こしたのです。
彼女が入院していた5年間の間に私の怒りは大きくなる一方で、
”いつかこのことについて映画を作ろう。絶対に作る!”
と何度も自分に言い聞かせました。』
- サンドリーヌ・ボネール -
このサビーヌの写真、モナリザに似てませんか。
この写真は入院する前です。
90年代に知り合いの弟さんが自閉症でその少年に始めて会ったとき
少年が私の姿をみるなりいきなり駆け出してきて
凄い力で抱きつかれて離してくれなかったことを思い出す。
人見知りする少年なのにとご家族の方は驚いていた。
確かペロペロなめられたような記憶も。
ペロペロといえば、
友人(男性)の幼子(男の子)を抱っこしたら目玉をなめられたことがある。
その子も人見知りする子で、その子が私の目をなめたからもう友人はビックリ。
久しぶりの映画でした。
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