http://pds.exblog.jp/pds/1/200903/23/62/b0086362_1715363.jpg',400,300,'1');" OnMouseOver="this.style.cursor='hand'"/>甲田光雄先生の元患者さんの本を借りて読んだ。
森美智代さんが書かれた「食べること、やめました」という本。
タイトルがいいな。
昔から体に興味があるから体に関する本はつい読んでしまう。
森さんは以前、ロシア?で砂を食べて生きている女性と共にテレビで見かけた方。
当時青汁だけで8年元気に健康に生きている女性だったけれど
あれから5年過ぎてもう13年になるんだ、検査でどこも異常なし、一日青汁一杯だけ。
断食と小食で体の仕組みが通常の人間とは変わってしまうみたいなんです。
本来なら捨てるものもどんどん活用するようになるようです。
ロシアの女性も腸内細菌が全然違っていた。
本来のハタラキをフル活用するのかも知れないな。
第四章にこんな見出しがあります。
・人間離れした牛のような腸
・捨てるはずのものをとことん利用する細菌
・アンモニアから作られる尿素も再利用
・飢餓状態で現れる尿中のケトン体が「強陽性」
・基礎代謝量は同年代の女性のマイナス43%
・免疫力を示すインターフェロンaが普通の四倍以上
・三大栄養素・エネルギーの摂取量はほとんどゼロ
・「現代栄養学的には説明できません」
この見出しだけでもびっくりでしょう。
森さんの写真を拝見するとふっくらしすぎるほどふっくらで
ご本人はこれ以上ダイエットは出来ないと笑っておられます。
しかもその後、鍼灸の免許を取得し、鍼灸師をされている。
そして不思議な力もついてこられたようです。
森さんは脊髄小脳変性症という国が認定する難病にかかられ
以前からの知り合いの甲田先生にお願いしようということで始められました。
甲田先生のことは昔、朝日新聞の連載で知りとても驚いて
その後本を何冊か読んだし、ブログでも書きました。
もしも私に何か起きれば甲田先生のところで治してもらおうと思っていた。
だから母にも一度甲田先生のところへ行かせたことがある。
待合室で一緒になった女性の肌がとてもきれいで驚いたと母は言っていた。
でも最近、お亡くなりになったようで残念です。
長生きして欲しい方ばかりが亡くなられる。
(もちろん健康で長生きという意味。)
河合さんも甲田先生も先駆者の大変さ、現場の大変さがかなりあったと思う。
甲田先生の考え方は「16年ぶりに食の見直し」で紹介した
『間違いだらけの健康常識』の浅井さんともまったく違う考え。
浅井さんは玄米は駄目、生食も駄目という考えで、甲田先生は玄米、生食で真逆。
一致しているのは小食のみ。
小食といっても甲田先生は超小食だけどね。
昔は腹八分、そして腹七分、最近は腹六分ともいわれます。
90年代に医師などが書いた小食の本を何冊か読んだことがあるけれど、
子供の頃から病弱だったお医者さんがどうやっても健康にならなくて
ついに気がついたのが小食。これで健康になったという内容です。
歯の噛み合わせを良くすると全身の歪みが修正され健康になる。
食べものをよく噛めば噛むほどいい、健康になる。
これは最近ではある意味、常識です。
私もこの数年、骨格が全体に及ぼす影響について多少勉強もした。
でもね、青汁はまったく噛まないでしょ。
なのに健康体。
かみ合わせや骨格は何処へ行っちゃったんだろう。
不思議だね。
人間の身体は、やっぱり、神秘だ。
昔から人間の体ほど神秘なものはないと思っているけれど
それにしても神秘だね。
わからないことはわからないで置いておいていいと思う。
科学では全ては証明はできないし、
第一、科学は完成されたものじゃないからね、出来なくて当然だし、
科学で無理に証明しようとすると大切なものを見失う。
何度か書いたことだけど
何にでもいえることだけど、足りないくらいが本来のハタラキをすると思うの。
イラスト・エッセイ本「目の前の贈りもの」でも
「いきづまるのおはなし」というタイトルで同じようなことを書いたよね。
少し前にこんな記事をみつけました。
■断食繰り返すと長生き? 京大、線虫で解明
一時的に栄養を与えない“断食状態”を繰り返すと線虫の寿命が延びるメカニズムを、京都大の西田栄介教授らのチームが遺伝子レベルで解明。
http://kumanichi.com/news/kyodo/health/200812/20081215002.shtml