医療を考える(4) ホメオパシー、「プルービング」

マウス画
私のようにホメオパシーを知らない方も多いと思われますので
松本丈二先生の「ホメオパシー医学への招待」を参考にしながら書いていきます。
素人なのでホメオパシーの質問はしないでくださいね。
■ホメオパシーでは「プルービング」と呼ばれるものがあるそうです。
健康な人々にある物質を与えて、たとえば頭痛が起きたとしましょう。
そのときのありとあらゆる情況、早起きになったとか、甘いものが食べたくなったとか
背中がかゆくなったとか、何でもすべて本人に記載してもらう。
別のグループには偽薬(プラシーボ)を与え同じように状況を記載してもらう。
この別のプラシーボグループに頭痛を訴える人がいなければ
この物質は頭痛を誘導する能力があると判断されるそうなんです。
そしてこの物質をホメオパシー的に活性化して用いれば
頭痛を治す能力を秘めていると考えるそうなんです。
これを「プルービング」と呼ぶそうです。
いわゆる製薬会社では、たとえばガンの場合、ガン細胞、ガンを誘導した動物、
ガン患者に新薬を与え、その結果で効果が判断される。
副作用があったり寿命が短くなっても腫瘍が小さくなれば
効果があるとして世に出ます。
■ホメオパシーの場合は患者の症状と同じ症状を引き起こす物質を与える、
現代医学では症状を押さえ込む物質を投与する。
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この二つをみると両者は対極にありますね。
しかし最近では現代医学も変わりつつありますが。
全体運動で考えれば
現代医学は非常に抽象化されたものになりますが
ホメオパシーは何になるでしょうか?
同じように抽象化されたものでしょうか?
雰囲気的にはそうではないとみえるけれど
ホメオパシーが理解できるようになってから書きます。
「プルービング」でわからないことが二つあります。
①まず何故「プルービング」に偽薬グループが必要なのか、なんです。
本物の物質を与えられたグループだけで良いと考えるのですが…。
本物の物質を与えられたグループと偽薬を与えられたグループ。
直感なんですが、両者の間に何らかの量子情報が伝わるんじゃないでしょうか。
②次になぜ同じ症状を引き起こして治すのかなんです。
松本先生の本にもありますが症状は身体の防御本能だと言いますよね、
そうならそのままほうっておいてもいいものを
あえて外からの物質を投与することにどういう意味があるのかということです。
(類似物質の法則は古代ギリシャの医師ヒポクラテスにまでさかのぼるそうです。)
使う物質は自然の草花や鉱物、動物といわれますが、
これに何かあるのかも知れませんね。
たとえば、人間と植物、人間と鉱物、人間と動物、
両者のこの組み合わせの波動が共振するみたいな、
あるいは植物、鉱物、動物がもつチカラのようなものが喚起するとか、
何かがあるのかも知れない。
松本先生は、鉱物の場合は科学組成がはっきりしているので
ホメオパシー科学の突破口を切り開く鍵になるんじゃないかと考えているそうです。
ついでに書きます。
たとえば皮膚に気になる「できもの」ができたとしましょう。
現代医学ではその「できもの」を薬で小さくするか大きさによっては切除します。
なぜその「できもの」ができたのかは置き去りにされます。
心身の異変のサインを見逃すことになります。
なのでまた同じ場所か別の場所にできるか、まったく別の症状が起きたりします。
東洋医学の基本ではその「できもの」の原因をさぐり原因を治療しようとします。
ただ原因を何処まで探れるかは医師によって違うでしょう。
内地の鍼の先生は皮膚に「できもの」が出るのはまだ良いことで
表面に出ないものが怖いと言ってました。
ホメオパシーは東洋医学ともまた違う感じがします。
ちなみに私が東洋医学に興味を持った一番はまず自分自身の体験と
薬アレルギーがあることと面白い鍼灸師の出会いがあったからです。
それから
去年生まれてはじめてインフルエンザに罹ったときに
ホメオパシーをもらってなめたところ幻覚と思える体験をしたと書きましたよね。
当時は怖かったけれどこの体験でレメディを選ぶのは非常に難しいと思いました。
同時に、逆に上手く使えば大きな効果が出るのではないかと。
原型的な作用があるのではないかと少し興味を覚えました。
鍼灸師から試しにもらっているだけなので無料です。
松本先生の本「ホメオパシー医学への招待」にも
処方は難しいと書いてあったので、私の勘は当たってました。
レメディを間違えたから幻覚のような体験が起きたようです。
事前に幻覚の話はもちろん一切聞いてないし、
効果を信じていた訳ではないし
本当に効くのかなと軽い気持ちで試してみただけなので
この幻覚体験はプラシーボ効果ではないと思います。
知り合いの鍼灸師から聞いた話によると松本先生の
レメディ(松本先生はレメディの言葉は使われてません、)は強制ではないそうです。
この前も書いたように基本は自然治癒だからです。
本でも自然治癒を強調されてます。
なのでできるならレメディをとらないのが良いそうです。
鍼灸師から先生のことを聞けば聞くほど、先生のホメオパシーは
クラシカルとかプラクティカルとかの枠に
はめ込まれるようなものではなく、独自のようです。
| こころとからだの健康/アーユルヴェーダ/ホメオパシー | 21:19 | comments:4 | trackbacks(-) | TOP↑