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あいさつ

表紙の写真の作品は、2003年に制作したものです。
尚、当ブログの記事の引用・転載は必ずリンクを貼ってください。


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ベテルギウスが爆発して太陽が2つになる?

いつ超新星爆発を起こしてもおかしくない、近いうちに爆破すると
言われてきたオリオン座の赤色超巨星「ベテルギウス」。
そのベテルギウスが2012年に爆発するというオーストラリアの研究者の発表。

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2012年ベテルギウス大爆発か? 2つ目の太陽となる可能性も(ロケットニュース24)
『冬の夜空に輝くオリオン座、その肩に位置する赤い巨星ベテルギウス。地球から640光年の彼方にあり、直径が太陽の1000倍という、とてつもなく大きな星だ。オーストラリアの研究者によると、そのベテルギウスが、2012年に星の最後をむかえ超新星爆発し、地球にとって2つ目の太陽となる可能性があるというのだ。この発言に海外のネットユーザーは騒然、さまざまな議論を巻き起こしているのである。・・・南クィーンズ大学の物理学者ブラッド・カーター博士によると、「もし超新星爆発が起きたら、少なくとも2週間は2つの太陽が見られることとなり、そしてその間、夜はなくなるだろう」と驚きの事実を語り、さらに、「このスターウォーズみたいなシナリオは、場合によってはもっと先のこととなるかもしれないが、2012年までに見られる可能性がある」というのだ。・・・』

これこそ凄いガンマー線バーストですね。

こちらが元記事です。
Two Suns? Twin Stars Could Be Visible From Earth By 2012

2年前に私も書いてます。
大きな星が小さくなる影響はきっと大きい。(2009.06.11 Thu)
ベテルギウスが過去15年間で15%以上縮小してるんです。

「オリオンとは何ですか」も訊いてます。

2007年に”太陽がひっくり返る”夢、
2008年に”二つの太陽”の夢をみています。
こちらがその記事です。
太陽がひっくり返る、二つの太陽(2009.10.18 Sun)


検索してみました、こちらのサイトが詳しそうです。
ベテルギウスの最期:超新星の兆候とその威力

yasuさんも探してくれました。
ベテルギウスに爆発の兆候 大きさ急減、表面でこぼこ
オリオン座のベテルギウス、謎の縮小(ナショナルジオグラフィック)
ベテルギウスの質量放出の謎にせまる(AstroArts)


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ニュース (エンドレスな世界から抜け出そう。)

午前中、暖かい陽だまりの中で日光浴をしながら
「宇宙エコロジー」を読んだり
流れる雲を見ながらボーッとしたりしていました。
まだまだ冬というのに春を感じました。

暑い沖縄では太陽を避けることは当たり前にしても
日光浴なんて考えられないことです。

「宇宙エコロジー」は中身が濃くて
考えさせられることばかりで、なかなか進みません。

さて少しニュースを。

ブルガリアで大規模太陽光発電事業、官民共同で(朝日)
『・・・経済産業省によると、ブルガリアでのエネルギー事業で日本側は東芝が主体になり、25万キロワット級の大規模な太陽光発電事業や次世代送電網(スマートグリッド)などの導入を図るという。東芝も24日、ブルガリアの国営企業で、電力・ガス事業などを傘下に持つブルガリア・エナジー・ホールディング社とエネルギー関連事業で協力する覚書を締結した。火力、水力、原子力、太陽光などの発電分野で協力。スマートグリッドや二酸化炭素の分離回収技術の導入も検討するという。 東芝はこれまでブルガリアで、火力発電所の改修や水力発電所の建設、原発の改良工事などを受注してきた。EUに加盟したブルガリアは再生可能エネルギーの割合を高めることに熱心で、周辺諸国に電力を売って外貨を獲得する戦略を採っているという。 』

二酸化炭素温暖化説は金儲けにはなくてはならないもの、必需品ですね。
何処がスマートなんでしょうか。
こういうやり方ってエンドレスですからね。

どんなに言葉を変えても、
行きつくところは、発想の元は、換金と支配構造。
技術を売り込むこと=支配、です。
科学技術国の名目で他国を支配しようとしているとしか思えません。
そのためにもノーベル賞が役に立っていることを考えれば
ご褒美以外のものがあるかも知れません。


科学者が人類としてこれまで学んだあらゆる知識を利用して世界を成功に導くためにわれわれを支えたなら、どんなことが起きるのだろうか。 (宇宙エコロジー バックミンスター・フラー+梶川泰司=著 28ページ デザイナーと政治家 バックミンスター・フラー)


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高砂の山火事収まらず 他県、陸自からヘリ応援も(神戸新聞)

廃止ゲレンデ、雑木林に再生 高島・マキノスキー場印刷用画面を開く(京都新聞)
市民の力が一番です。

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大阪大「ホヤ」の独自泳法を解明 魚と違う仕組み(47ニュース)
『・・・チームは赤ちゃんの泳ぎ方を、1秒間に400枚撮影できる高速度カメラで解析。尾を1秒間に15~30回左右に波打たせ、体をねじのように回転させて泳いでいた。脊椎動物では、たくさんの筋肉細胞が束になり協調的に動くが、ホヤではわずか36個の筋肉細胞それぞれが、神経から出る刺激物質の量を認識して動きの強弱を調節していた。大阪大の岡村康司教授は「脊椎動物は体が大きくなったため、筋肉を動かす新たな仕組みを獲得したのだろう」としている。』


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科学者はアブダビ砂漠で多くの嵐を作りだしているのか?

以前からの読者の方はご存知のように
砂漠地帯の中東で豪雨、洪水が起きるようになり、雪まで降るようになりました。
それに関するナショナル・ジオグラフィック・ニュースを先週みつけて、
yasuさんに翻訳してもらいました。



Scientists Make Dozens of Storms in the Abu Dhabi Desert?
科学者はアブダビ砂漠で多くの嵐を作りだしているのか?
人造雨雲だという主張に疑惑の声
ナショナル・ジオグラフィック・ニュース 2011年1月18日


◯世界的な水の供給についてのスペシャルナショナル・ジオグラフィック・ニュース・シリーズの一部です。

乾燥した国においては、真水を魔法のように作り出す能力は貴重なものに違いない。スイスのメテオシステムズは、現在気象調節システムを使って大金を獲得しようと用意しているが、その技術は昨年の夏に砂漠で多くみられたにわか雨の原因であるという論争の的になっている。

その主張を確認するのは難しいが、多くの主な気象調節のエキスパートの間からは疑惑の声があがっている。「私の知る限りこの主張は信じられない」と、National Center for Atmospheric Researchの国際的な気象調節プログラムを率いるRoelof Bruintjes氏は述べている。「科学的根拠はまったくなく、物理学はそれを支持しない。」

典型的な気象調節は、20世紀半ばにアメリカから中国で継続されているが、それは自然の雲を利用して「種をまく」ことで雨を降らせようとする。一方メテオシステムズは雲それ自体を作り出すと主張している。会社によると、そのシステムは33フィート(10メー ター)の複数の電気タワーを使用して、強烈なマイナスイオンを 作り出す。これらのイオンは小さな固体や液体の微粒子と結びつき、過剰にチャージされた粒子が雲を作り雨を降らせる。

気象調節エキスパートであるJoseph Golden氏は、過去に行われた海洋大気局(NOAA)による大気の調節プログラムを統括していたが、彼はこの技術が実際に作用したのかどうかに重大な疑問を抱いている。「この方法では希薄な空気から雲を生みだすことは本質的にできない」とGolden氏は言っている。

◯イオン化の長い歴史

ミュンヘンTechnical UniversityのPeter Wilderer氏 (2003年のストックホルムウォータープライズを獲得)によれば、人々は数十年間の間電離技術を試みてきたと言う。「イオン化の技術は、ニコラテスラが1890年に最初に言及した。1946年に、ゼネラル・エレクトリックが、バーナード・ボネガット(小説家カート・ヴォネガットの兄弟)のリーダーシップの下でいくつかの野外実地試験を実行したが、その後、その技術は旧ソ連で軍事目的に使用された。」

Wilderer氏は、レーダー画像の調査からすれば、適切な気象の条件の下ではイオン化の成果が少しはあるかもしれないと付け加えている。しかし報道された記事はあるのに、彼はメテオシステムズによって作られた降雨を個人的に目撃したことはないと言う。

◯私にデータを示してほしい

NOAAのGolden氏は、砂漠で雨を降らせようとしている科学者から、ぜひ話を聞きたいと思っている。「私は、このプロジェクトに関してこういう主張する誰に対しても意義を唱える。私にデータを見せて欲しい」彼は言う。このようなデータの公開はありそうもないが、メテオシステムズは潜在価値のある技術の秘密を厳しく保護しているので、会社は「WEATHERTEC」と呼ばれている。Meteoシステムズは、ナショナル・ジオグラフィック・ニュースからの電話やメールに応じようとしなかった。

マックス・プランク気象学研究所の理事らは、メディアに誤ってこのプロジェクトに関係があるとされてきたが、科学的な組織がメテオシステムと関係があるとされたことによる「苦痛」を示す声明を発表した。 彼らは暴風雨が作年夏の中東での異常気象パターンの一部であると付け加えている。「私たち研究所はこの研究にいっさい関係していないし、また彼らがその主張を支持するのに使っている基礎的証拠にも関与してもいない」と声明は述べている。

「さらにメディ アに報告されている信頼できる主張をみると、多くの人々が金融的な利害関係を持っている。そしてあの地域の昨年夏のにわか雨の範囲は異常で、より広範囲の異常な天候パターン従っていたが、それはアブダビにおける局地的な実験とは全く関係がなかった。近隣のパキスタンでの恐ろしい氾濫を思い出してみる必要がある。」

◯神のようにふるまうこと

NCARのBruintjesは、国連に基づいた世界気象機関(WMO)の気象調節研究中のエキスパートチームが2010年3月にアブダビで会合を開き、この種の技術に慎重な科学情勢に関する報告書を出した。「気象システムに含まれるエネルギーは非常に大きいので、雨雲を作ることはできない。」とWMO報告書からは読み取れる。「そのような大規模で劇的な効果を達成することを主張している気象調節技術は、科学的根拠(hail-あられ- cannonやイオン化の方法などの)を持っておらず、疑ってかかるべきだ。」

「自然からただ奪い取る事に死にものぐるいの人々は、WMO報告書の中で言及されたhail-あられ- cannonを含む、証明もされていない気象調節技術に代価を払う。あられを抑えるためにcannon(大砲)が機能しないという科学的な証拠があったとしても、農民たちはそれに何千ドルを投資する」とGolden氏は言っている。

Bruintjes氏はあからさまに次のように指摘している。「地球の回転、太陽のエネルギーおよび海洋からの湿気は、こういった事を引き起こすが、私たちは誰もそれを変えることはできない。 私たちの誰もそれを変えることができないというのは実際よいことだ、なぜなら私たちはそれをおそらくめちゃくちゃにしてしまうだろうから。」


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