東北、関東で大地震645

昨日の続きです。
辺見庸『瓦礫の中から言葉を―わたしの(死者)へ』より
表現の不自由
わたしは3・11の風景を見ながら、自分のふるさとが津波に洗われ、あちこちに火柱が立って、わたしの遠縁の人間たち、友人たち、後輩たち、友人たちの両親、兄弟が波にさらわれていくのを、胸張り裂ける思いで見ながら思いました。わたしたちの文化と言葉は、この一大悲劇の後も、3・11以前にあった文化と言葉とこれからもおなじであっていいのであろうか、と。
いや、こうした大げさな設問はどうもなにやら嘘くさい。わたしたちではなく、わたしの問題ですから言いなおします。わたしという個の言葉と表現のモチーフは、3・11以前と以降で同質であってよいのか、と。言葉は掌紋のようなものでもあるので、容易に変わるものではありません。しかし、意図しようとすまいと、わたしの言葉とモチーフは、その髄がおなじとはいえ、組み立てや色合いは3・1以降だいぶ変わりつつあると感じております。
しかし、他の人びとも変わるべきだとは思いません。この国が変わるべきだという意見には、どのように、という疑問がつきまといます。大体、国家や民族、文化などという巨大な言葉にはいつも警戒すべきです。3・11後、この国のありようは変わらなければならないとよく言われる。なりたちゆかなくなった経済状況ともからめて、3・11以降、しがない個々人の生活より国家や国防、地域共同体の利益を優先するのが当然という流れが自然にできてきている。
「個人」は「国民」へ、「私」は「われわれ」へと、いつの間にか統合されつつあります。そして、この国は、われわれは、変わらなければならないと言われ、それが見えない強制力、統制力になって、個はますます影が薄くなっている。3・11以降、内心の表現は3・11以前よりさらに窮屈に、不自由になっています。そのことにわたしはとくに注目しています。・・・(つづく)
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大バッシングされていた歌舞伎役者が
奥さんの妊娠中に放射能が心配で逃げたことについて
「良いパパだね」ってツイートをあちこちでみる。
よくこれほどコロッと豹変できるものだと感心する。
彼らは自分が一番正しいと思っているから
だから他者の存在はないのと同じ、一人芝居。
他者を理解しようなんて気持ちはこれっぽちもない
2月8日付の東電の魚介類の核種分析結果によると
最高は湾内で獲れたムラソイの142,000ベクレル。
これを人が一匹食べるとどうなるんだろう?
「東京電力は7日、福島第1原発3号機の使用済み燃料プールにあった燃料交換機が水没したと発表した。6日のがれき撤去作業中に沈んだとみられる。・・・」(産経)
木下黄太
【沖縄注意】『ふくしまの米 沖縄感謝キャンペーン』。福島県知事とJA福島の会長の載った一面広告が本日、琉球新報、沖縄タイムスに掲載されています。 沖縄は福島米の消費が特に多い。キャンペーンで、車とお米券が景品だそうです。なるほど
日向野研治
定期クリーニングしているホコリがセシウム1万ベクレル/kgを越えるのです。空気中を舞っているものが集まると高い汚染になる。それは下に落ちたホコリを越える。
汚染はいつも想像を越えます。換気扇はRD1706で測ってもほとんど変化がありませんでした。PRM-9000のα+β+γ線測定で0.63μSv/h。はっきり言って怖い。 http://twitpic.com/c1o5vt ここは同機種で0.08μSv/h地域。
「原発「不要」、近畿43%=初めて「必要」を上回る-時事通信調査」(時事)
*どんな内容であれ新聞社の調査は完全には信用できない。
こういう結果を出せとのお達しが出ているんじゃないかと思ってしまう。
「廃炉推進組織を改組=研究開発との一体化図る-政府」(時事)
「政府の原子力災害対策本部は8日、東京電力福島第1原発の廃炉作業を推進する「政府・東京電力中長期対策会議」を廃止し、日本原子力研究開発機構理事長や東芝、日立の社長をメンバーに加えた「廃炉対策推進会議」を設置することを決めた・・・」
「JCO:放射性廃棄物焼却炉計画、運転状況を監視の第三者機関設置検討 /茨城」(毎日)
「・・・焼却炉設置計画は、JCO敷地内に保管しているウラン加工工場で使用していた油類ドラム缶約500本分(約100立方メートル相当)と、放射性物質を拭き取った布や紙などドラム缶約200本分を約8年かけて焼却するというもの。・・・」
*ほんと次から次と決まってく。
「美浜原発:非常用発電機故障 過給機に損傷 /福井」(ヤフー)
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