思考自体が断片化されているから
梶川泰司さんの「犬のしっぽブログ」より(2015年10月17日)
生物学的存在へ
ナス科は、ナスに加えて
ジャガイモやトマトなどが属しているように
人類においては
アジア人、アメリカ人、シリア人などの人種が
生物学的に存在したためしはない。
種や亜種に値するどんな差異も存在しない。
個々の人間や民族などの相違点を越えた類的存在としての人類に
人種や人種差別、そして仮想敵国などの概念や政策は時代遅れであるが
その非生物学的<常識>によって、若者たちはつねに矯正されつつある。
人種という非生物学的概念は
社会的要因よって構築される人為的システムから形成できるので
権力の主要な力になるのである。
断片化が断片化を生み続け、
朝起きると、親しかった隣人が敵になり
振り向くと、友人が敵になり、親子が敵になり、
あっちとこっちの二手に分かれ、罵り合う。
ますます権力者の思う壺というか、
これが彼らの狙い。
どうしたものかと考えあぐねるも
その思考自体が断片化されている。
*ちなみにわたしの中では
敵という言葉は存在しませんが、
あえて使いました。
環境が違えばころっとひっくり返るもの。
| 未分類 | 22:56 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑