PREV | PAGE-SELECT | NEXT




あいさつ

表紙の写真の作品は、2003年に制作したものです。
尚、当ブログの記事の引用・転載は必ずリンクを貼ってください。


≫ EDIT

祝詞


明日は大祓。

白川静

【命】という字は、もと【令】としるした。神に祈るとき、外界と断つために深い帽子を戴く。この礼帽を戴き、跪いて神に祈る姿を令という。これによって神意を伺うのである。のちに、跪くものの前に、祝詞を収める器をおいた。その字が命である。

【口(サイ)】は祝詞を納める器である。 その器の中に神の「音なふ」しるしが現れるので、その蓋を少し開いてみるのが【曰(えつ)】である。【曰(いわ)く】とは神の示す言葉であった。それで【曰】は「のたまはく」のように、敬語に読むのが本義である。


「命」と「令」で命令。
祝詞を収める器が「口(サイ)」。
祝詞は元来、神の発する命令の言葉。

口(サイ)
甲骨文における口(サイ)

曰(いわ)く
甲骨文の曰(えつ・いわく)

「曰」と「日」が似ている。
「口(サイ)」が縦に二つ重なったものが「曰(えつ・いわく」?

曰部(えつぶ)(ウィキ

部首の通称
日本:ひらび・いわく
中国:扁日頭
韓国:가로되왈부(garodwoe wal bu、いわくの曰部)

部首字
日本語 - 音:エツ(ヱツ)(漢音)・ワチ(呉音) 訓:いわく
中国語 - ピンイン:yuē 注音:ㄩㄝ ウェード式:yüeh
朝鮮語 - 訓音:가로되(garodwoe、いわく) 왈(wal)




関連記事

| 未分類 | 23:24 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

甲骨文における口(サイ)

逆さにすると月に見えます。あと、はしご。昔のテレビにも見える。四十五度傾けると三日月にも見える。骨という字に口が二つある。月もある。曰く、は一個一個の背骨がつながってる感じかな。背骨だとヘルメスの杖になります。かな?。だけど白川さんの説明って難しいです。すごい人なんだけど。

| cluster | 2013/12/31 03:37 | URL |

Re: 甲骨文における口(サイ)

白川さんは本を読んだことがなくネットでしか読んだことがないですが、もちろん難しいですが、なんか好きです。我々とは別の世界をみていらっしゃるのではないでしょうか。

| まゆみ | 2013/12/31 22:37 | URL |















非公開コメント

PREV | PAGE-SELECT | NEXT