祝詞
明日は大祓。
白川静
【命】という字は、もと【令】としるした。神に祈るとき、外界と断つために深い帽子を戴く。この礼帽を戴き、跪いて神に祈る姿を令という。これによって神意を伺うのである。のちに、跪くものの前に、祝詞を収める器をおいた。その字が命である。
【口(サイ)】は祝詞を納める器である。 その器の中に神の「音なふ」しるしが現れるので、その蓋を少し開いてみるのが【曰(えつ)】である。【曰(いわ)く】とは神の示す言葉であった。それで【曰】は「のたまはく」のように、敬語に読むのが本義である。
「命」と「令」で命令。
祝詞を収める器が「口(サイ)」。
祝詞は元来、神の発する命令の言葉。

甲骨文における口(サイ)

甲骨文の曰(えつ・いわく)
「曰」と「日」が似ている。
「口(サイ)」が縦に二つ重なったものが「曰(えつ・いわく」?
曰部(えつぶ)(ウィキ)
部首の通称
日本:ひらび・いわく
中国:扁日頭
韓国:가로되왈부(garodwoe wal bu、いわくの曰部)
部首字
日本語 - 音:エツ(ヱツ)(漢音)・ワチ(呉音) 訓:いわく
中国語 - ピンイン:yuē 注音:ㄩㄝ ウェード式:yüeh
朝鮮語 - 訓音:가로되(garodwoe、いわく) 왈(wal)
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甲骨文における口(サイ)
逆さにすると月に見えます。あと、はしご。昔のテレビにも見える。四十五度傾けると三日月にも見える。骨という字に口が二つある。月もある。曰く、は一個一個の背骨がつながってる感じかな。背骨だとヘルメスの杖になります。かな?。だけど白川さんの説明って難しいです。すごい人なんだけど。
| cluster | 2013/12/31 03:37 | URL |