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あいさつ

表紙の写真の作品は、2003年に制作したものです。
尚、当ブログの記事の引用・転載は必ずリンクを貼ってください。


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辺見庸さんのブログより


私事片々
2015/11/10~
http://yo-hemmi.net/

『・・・熊日の記事について、さっそく友人Aさんから以下の反論があった。

「熊本日々新聞で、辺見様はSEALD'sの行動に対して、
やはり批判的な意見を述べておられますが、ひとつだけ、辺見様に対して非常に不躾なことなので、かなり躊躇したのですが、やはり本音を優先して自分の思っている事を辺見様にお伝えさせて頂きたいと思い至りました。辺見様のご意見の「……だから、わざとらしく見えた。例えば、国会前を警察車両で隙間なく包囲されていても、反発しない。」に対してなのですが、私はこの目で見て、この耳で確かに聞いたのですが、SEALD'sの奥田君は、あの警察車両(どれも殆どが護送車だったと思います)が確かに辺見様のご指摘の通り隙間なくびっしり並べられているあの場でのその光景に対し、また、護送車の列の更に手前に張り巡らされた鉄製の柵に対して「道を開けろ!」と、「護送車のエンジンを止めろ。この場を廃棄ガスで充満させるのはやめろ!」と繰り返し叫んでいました。確かに、壁を成すようにびっしりと配置された護送車は、どれも無意味にもエンジンが炊かれていました。あの気温、人々の密度に対して、動かす気の毛頭無い大量の護送車のエンジンをひたすら空吹かししていたのは、警察らの我々への報復だったと思います。決して、奥田君は、警察車両で隙間なく包囲されている事に対して反発しなかったわけではありません。私はあの場で、この目でその光景を見聞きして参りました。このことを、かなり躊躇したのですが、辺見様にお伝えさせて頂いた次第です。たった一つだけの事に対する私の変なこだわりかと思います。 変なこだわりを持つ奴だと、辺見様に一笑に付されても、それは当然だろうと思っております。」

Aさん、ありがとうございます。わたしはまじめで聡明で鋭敏なAさんの話を一笑にふしたりしません。「変なこだわり」ともおもわない。Aさんのスケッチはそのとおり事実と信じます。ただ、そういう問題をぼくが言っているのではないということを申し上げておきたいな、とおもいました。「そういう問題」でなければ、「どういう問題」か、と反問されれば、上の引用部分そのものに答えがゴロッともぐっている、とでも言うしかないのです。(2015/11/23)』


・こんなタイプの人間が、女であれ男であれ、どうしてもすきになれない。生理的にダメだ。ひとをチクるやつ。とくにひとを警察にチクるやつ。「あいつらをどうか排除してください!」と、警察に恥ずかしげもなく泣きつくやつら。ひところの国会前の空さわぎの荒みにはいくつかの「腐った根」があるだろうけれど、その最たるものが「権力迎合」である。だが、さいきん、皮肉っぽい友人にアドヴァイスされた。「いまのわけーもんにゃ〝権力迎合〟なんて感覚がそもそもありゃせんのだよ。子どものころから〝権力および現実受容体〟として育ってんだから」。はあ、そんなものなのだろうか。が、若者だけではない。・・・(2015/11/21)』


・ちょっとおどろいている。北日本放送が昨日夕、ニュース番組でわたしへのインタビューを放送した。堀田善衛の小説『時間』の復刊(岩波現代文庫)、南京大虐殺と歴史修正主義、拙著『1★9★3★7』などについて話したのだが、正直、ここまで放送できるとはおもっていなかったのでびっくりした。東京主要紙、NHK、民放各キー局ではとてもかんがえられないことだ。本ブログの読者にもぜひみていただきたい。
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=9462
けっきょく「独り」である。たった独りの営為が、連鎖して、つぎの独りの存在を意味あらしめることが、ごくまれにある。『時間』の復刊を企画、実現した奈倉君、北日本放送の濱谷さん、『1★9★3★7』のすべての読者たち……の、どうにもならない「独り性」に感謝し、敬意を表したい。・・・(2015/11/20)』


・権力をあまりに人格的にとらえるのはどうかとおもう。口にするのもおぞましいドブの目をしたあの男を、ヒステリックに名指しでののしれば、反権力的そぶりになるとかんがえるのは、ドブの目をしたあの男とあまり変わらない、低い知性のあらわれである。権力の空間は、じつのところ、非人格的なのだ。だからてごわい。・・・』




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