カラーでは見えないものがみえるモノクロ
沖縄戦をはじめ沖縄で起きたこと、
沖縄の昔の写真をみているうちにあることに気づいた。
それはカラーよりモノクロのほうが夏の暑さがわかるんです。
これは最近撮ったものだけど、どうですか?

モノクロのほうが太陽の日差しを感じませんか?
気温を感じませんか?

今朝の琉球新報の文化面に掲載されていた
中村征夫さんの八重山のアギヤー漁の写真が凄くて、
朝から涙ぐんでしまった。
漁師の果てしない深い孤独さを、
深い海の底から静かに見ている感じなんです。
最初はカラーで撮影していたそうなんですが、
”漁師たちの人生体験を聞き、
少しの無駄もない作業風景をみるうちに
モノクロで撮り直すことを決めた”そうなんです。
”伝統を守ってきた海人たちの生き様ざまは
モノクロのほうが浮かび上がる”
と思ったそうです。
モノクロのほうが色を想像できると
(モノクロは見た人の数だけの色がある)
カラーでは見えないものがみえると
そんなようなことを前に書きましたが、
人の内面もモノクロのほうが想像できる。
カラーが表面を写すものだとしたら
モノクロは内面を映し出すものかも知れない。
ヒトが何かを見るとき、目ではなく脳でみているんだけど、
モノクロの場合は脳が違うハタラキをする、
ヒトに本来備わっている何か大切なものを
見失わないんじゃないだろうか。
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| 詩/写真 | 19:46 | comments:3 | trackbacks(-) | TOP↑
カラーとモノクロ
生身の人間には、カラーが飛び込んでくる。
モノクロという抽象化をしなければならない意味がある筈だ。
カラーをシロクロにする
カラーとは何か
粉飾?
| あかとんぼ | 2016/07/07 20:00 | URL | ≫ EDIT