詩のような

遠からず
近からず
もつれた糸を
ほどくように
結び合わせた
手をほどく
ほどかれた
各々の
手のひらに
青い玉と
赤い三日月を乗せる
玉に映る
あなたの姿は
もう
何処にもない
だから
わたしは
三日月の夜に
あなたを探す
砂に埋めた
舟を取りだして
水をいっぱい溜めて
満月の空に
浮かべる
舟から
こぼれる水は
きらきらと輝く
あなたにも
あなたにも
あなたにも
降り注ぐ
少女は
貝殻にためた水を
神さまに捧げる
・・・・・・・
12月7日の夜
食事が出てくるまでノートに書き始めたもの
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