物質の性質は果てしがない
ボーム「・・・物質の性質は、わたしたちが見ることができる範囲ではーーー質的ならびに量的にーーー限りがなく、果てしがありません。わたしたちが物質の性質を限りがあると考えることが妥当である理由などありません。十九世紀には、人々はそれはある意味で限られていると考えていました。二十世紀にいるわたしたちは、それとは異なった考えを持っています。そして二十一世紀または二十二世紀には、人々はまったく異なった考え方をするかもしれず、彼らはわたしたちがいま持っているものとは非常に異なっている可能性がある新しい最終的理論を探し求めるでしょう。そしてそれから、さらに続いて行くかもしれません。が、それを正当づける何の根拠もありません。そのような仕方で考えることは思考過程をごちゃまぜにし続けていくことです。」
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| デイヴィド・ボーム/カール・プリブラム | 14:35 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑