「伝言231」
タクラマカン砂漠よ
我らの海に似た
その砂塵の行方に
灯を灯す
角をめぐらせ這いずりまわり
行方をくらませる
その時、天は味方をせず
葬り去ろうとした
到底かなわぬ夢にも
1ページほどの紙面を割こうではないか
くれないのあけそめし
倒壊しつづけて
なんぼの命よ
腐りきった計画の中にも
行き倒れる人と喜ぶ人がいる
七転八倒しながら行き着くも
扉を開けてもらえず哀しみに暮れる
砂塵の舞い上がる上手に立つ者
しかと見よ
生きて見間違うことなかれ
生きて
狂わされることならず
見事に返り咲けよ
2019年9月29日(日) 17:21
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