沖縄本島では7千年以上前の縄文時代にブタを飼育していた
発見続きですね。
沖縄、縄文時代にブタ飼育 7000年前の遺跡から高齢の骨
https://nordot.app/832937194692149248?c=39546741839462401
沖縄本島では、7千年以上前の縄文時代にはブタを飼育していたことが分かったと、名古屋大と沖縄県立埋蔵文化財センターのチームが発表した。沖縄県嘉手納町の縄文遺跡「野国貝塚」から、野生ではまれな高齢のブタの骨が複数出土したことから判明。これまで約3千年前の「菜畑遺跡」(佐賀県唐津市)が国内で最も古い飼育の痕跡とされていた。
名古屋大の新美倫子准教授(動物考古学)は「出土したブタの中には10歳を超えているとみられるものもあった。人が育てていたのは間違いない」と話した。チームは野国貝塚から出土した7500~7200年前のブタ107頭の下顎を調査した。
保存してあった2020年12月31日·のツイートがようやく出番です。
本ノ猪@honnoinosisi555
「世界で初めて豚の飼育を始めたのは中国と西アジアだったことが、考古学の研究成果から示されている。その後イスラームの広がる西アジアでは豚が飼われなくなっていくが、中国はその後も豚飼育を発展させ、現在は世界最大の生産地であり消費地となっている。」(石井龍太『ものがたる近世琉球』P97)
「琉球諸島の豚飼育は、昭和三十年代から復帰(昭和四十七年)前後に各地で終息している。聞き取り調査では、復帰により屠殺がやりづらくなったこと、保健所がうるさくなったことが終息の理由としてよく聞かれた」(P164)
石井龍太『ものがたる近世琉球』(吉川弘文館)↓
https://amzn.to/38p22D0
日本語の原郷は「中国東北部の農耕民」の関連ニュースです。
こちらも資料用に全文転載しておきます。
宮古島の先史人は北方の縄文系 DNA100%一致、
従来の「南方説」覆す 英ネイチャー誌論文
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1422520.html
宮古島市の長墓遺跡周辺の発掘調査で出土した人骨=2008年7月
宮古島市平良島尻の長墓遺跡周辺から出土した先史時代の人骨と、日本の縄文時代の人骨はDNAのゲノム(全遺伝情報)が100%一致するとの結果を含む研究論文を、ドイツのマックス・プランク人類史科学研究所を中心に沖縄を含む日本や韓国、中国、米国などの研究者42人が共著で11日までにまとめた。従来、宮古島の先史時代の人々はフィリピンや台湾など南から渡ってきたとする「南方説」が有力だった。今回のゲノム解析結果は沖縄島など北から渡ってきた可能性を示しており、今後の研究の進展が注目される。
論文名は「トランスユーラシア言語が農耕と共に新石器時代に拡散した―歴史言語学、考古学と遺伝子の学際的研究成果」。日本語、琉球語、朝鮮語、モンゴル語などを使う人々の移動経路を研究し、英科学誌ネイチャーで発表した。
長墓遺跡は2005年から発掘調査を実施して、先史時代の人骨や装飾品などが見つかった。出土した人骨のDNAを解析し、今回の論文にまとめた。
論文は新石器時代に中国の西遼河地域でキビやアワを栽培した農耕民を起源に、農耕や言語が朝鮮、九州を経て沖縄へ伝わったことを想定する。論文共著者の鹿児島大学国際島嶼教育研究センターの高宮広土教授=那覇市出身=は「琉球列島の方言と人の起源が明らかになり、農耕の変遷時期も分かった。人骨や農耕による穀類などデータをさらに蓄積することも必要だ」と指摘した。
同じく共著者で、宮古島市教育委員会文化財係の久貝弥嗣さんは「宮古の先史時代の人骨をDNA分析したことはなかった。日本の遺跡から出た人骨のDNAと比べる新しい視点が入ってきたことは大事なことだ」と指摘した。
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