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あいさつ

表紙の写真の作品は、2003年に制作したものです。
尚、当ブログの記事の引用・転載は必ずリンクを貼ってください。


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反動主義者


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いま、私は怒っている。

第二次大戦中の英国空軍爆撃隊司令官で
極端な「反動主義者」アーサー・ハリスという人物は
英国の労働者のみならずドイツの労働者に対しても深い憎悪の念を持っていた。
彼のみならず当時の文化人たちにみられたことだけどハリスは特別だった。
彼の念願は労働者を殺すこと。
そのハリスの異常さに各方面から反対の声もあがったがすべて無視された。
結局彼がやったことはハンブルグ大空襲で多くの市民を殺した。

ハンブルグには多くの工場、有名な軍事工場、Uボートなどの造船所もあったが
それらはすべて爆撃の目標から除外された。
ハリスが攻撃命令を出したのは明確に、労働者が住む安アパートが立ち並ぶ場所。
そこに住むのはほとんどが高齢者、女性と子供たち、そして労働者。
そこに高性能爆弾が落とされ、街は火の海、壊滅状態になった。

上空ではハリスの部下のパイロットの最年長者(27歳)が
火の海と化した街を見下ろしながら、「哀れなやつらめ」と無線でつぶやいた。

この大空襲を成功させたのは
ドイツから盗み出した高度なヴェルツブルグ・レーダーと
チャフ(当時は暗号名で窓)と呼ばれるアルミニウム破片。

爆撃の夜、上空からこの無数のチャフがばら撒かれた。
ばら撒かれた破片から無数の電気パルス信号が発生し、
ドイツのレーダーに向かって発信し続ける。
ドイツのレーダーはあまりにも大量の信号が入ってきて
何がなんだか分からなくなってしまった。
そんな中で本物の飛行機を判明することは不可能。
闇雲に空に向かって反撃するしかなく、機能停止状態に。
地上管制官の中には「敵の攻撃機は分裂し増殖している!」と叫ぶ者もいた。

こうやって大爆撃は行われた。

この反動主義者という言葉を最近はじめて知った。
これを読んでショックで、たぶんこれでブログ書く気がしなくなった。

何故、労働者を憎まなきゃいけないのか?
労働者によって自分の安泰した生活があるのにどうして?
憎悪の対象である労働者によって支えられているから余計に憎いの?
私にはわからない。

ふと、下の記事で書いたある人物と少し似ていると思った。
【仕事もろくにせず、ぬくぬくと実家の世話になりながら、感謝どころか親の悪口を言い、
防壁に守られた中で偉そうな理論をまくし立て、借金を未だに返さない人間もいる。
(お金を貸してくれた人に対しても悪口ばかり。)】

私からみればこの彼は両親を憎んでいるとしか思えなかった。
無学だとか無知だとかレベルが低いとか、彼の口からよく聞かされた。
親は自分とはまったく違うタイプの人間で、
生まれるべきじゃない親に生まれてきた、とよく言っていた。

彼の言動とこのハリスという反動主義者が重なった。


昨日、出先で時々みかける男性に声をかけられコーヒーをご馳走になった。
仮にAさんとしましょう。下の記事に書いた善良な人がAさんです。
一日12時間以上、働きづくめで体を壊し不自由な体になった人。
上の彼とは対照的な男性。
そのAさんはお洒落な75歳、ハーフに見えたけれど違うって。
猫の話から始まり、働きづめで一日2、3時間しか寝れなかったことや、
寝たきりの奥さま(パートナー?)の介護の話や、行政との掛け合いや、
神さまがいつも二人いる話や、最後にはオーラが見える話までしてくれた。
出かける前にパートナーの髪を切ってあげたとも言ってた。
体が不自由なのに寝たきりの女性の面倒をもう6年ほどみてるそう。

だいぶ前にもやはり見知らぬ女性から話しかけられた。
この女性も働きづくめで病気になった人だった。

Aさんと別れてから外に出たら
「幸福実現党」の旗を持った人たちがたくさんいた。
Aさんとは違い、みんな不自由なく生活してそうな人ばかり。
そういう人が「幸福」と書いた旗を持っている風景に違和感を感じた。
なんともいえず、奇妙な風景だった。


この反動主義というのは
人種的嫌悪感に近いものがあって
これがあると良心の呵責なしに平気で人を殺せるそう。
こうやって日本も米国から焼き尽くされたそう。

パレスチナやイラクやアフガンで行われていることともつながりそう。
こうやって考えると、この反動主義はエリート的思想なんだろうけれど、
でも元々はどうやって生まれたのだろう?

この反動主義というのを心理学的に考えたら、かなり根深いものがあると思う。

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COMMENT

ハリスさんは英国政府の命令のままに一般人を大量虐殺したのではないですか、今イスラエルがパレスチナの人たちを殺しているように。この記事はイギリス政府の作った記事で、すべての罪をハリスに押し付けたのではないでしょうか。本当の反動主義者と言うものがいるなら、言葉からの意味で言うなら、飛行機の飛ぶ方向を変えてイギリスの宮殿にでも爆弾を落とすことではないでしょうか。

| kenshin | 2009/06/14 16:31 | URL | ≫ EDIT

私が読んでいるのは電気の本です。専門書なのでだからある意味、他では知ることが出来ないことが書かれてあるように思います。

本によると、表向きは工場が目標だったかも知れませんが、事実を知った人間で、軍の士官であれ、文民の専門家であれであれ、反論はすべて無視されたとあります。そんな中、レーダーを開発したワトソン・ワットはヘンリー・ティザード(英国にレーダーシステムをもたらした最初の委員会を指揮した人物)に助けを求めたそうです。ティザードもハリスを軽蔑していたので、ハリスを阻止するために協調、体制が整ったのですが、実現するためにはリンデマンという人物を通さなくては駄目で、ところがリンデマンとティザードは天敵の仲です。チャーチルはこのリンデマンの言葉にしか耳を貸さなかったそうです。それでワトソン・ワットとティザードは負けてしまいます。その後、爆撃隊司令部本部で「爆撃の倫理」に関する会議があり、爆撃隊司令部付きの牧師のジョン・コリンズが「倫理の爆撃」だと発言したけれど、またもや敗北、とあります。

私は反動主義とは反労働主義のことだと理解しています。

| mayufuru | 2009/06/14 17:09 | URL | ≫ EDIT

まゆみさん、こんばんは
>私は反動主義とは反労働主義のことだと理解しています。
あ、そうか!
「反動主義(者)」、調べてみたもののよく分からなかったんですよね・・・
まゆみさん、ありがとうございます。

| 石玉 | 2009/06/14 22:39 | URL | ≫ EDIT

石玉さん、私の解釈だから間違ってるかも知れないですよ。
hiroも検索したけどなかったといってましたね。
私も明日検索してみます。

労働者を憎悪してるので、そう解釈しました。

| mayufuru | 2009/06/14 22:48 | URL | ≫ EDIT

反動主義者で検索すると出てきますが、いまいちよくわかりません。ざっと検索したものを貼り付けておきます。

ゲシュタポ
国家保安本部 第IV局(ゲシュタポ)
IV A : マルクス主義者、共産主義者、反動主義者、自由主義者等、ナチズムの敵。・・・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%83%9D

草薙容疑者の家宅捜索は反動主義者
http://blog.goo.ne.jp/tanno005/e/abe0f3a12b2894a91f89d576644eefff

ブッシュを信奉する反動主義者は・・・・
ブッシュ反動主義者が普通の市民を・・・・
http://www1.gifu-u.ac.jp/~terasima/parenti050926new_orleans.htm

ヴィクトリアレボリューションAAR連載Side A第4回「反動主義への回帰」
自由主義革命の沈静化を見て、一部の反動主義者が宮廷革命を起こしたくらいに脳内補完しておきましょう。
http://blogs.dion.ne.jp/uziaar/archives/8138414.html

| mayufuru | 2009/06/14 23:12 | URL | ≫ EDIT















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