チャフ
ハンブルグ大爆撃で出てきた「チャフ」について、何の反応もなかったので
理解されているのかどうかもわからないのでざっと説明します。
素人なので、専門的なこと、難しいことは質問しないでね。
「チャフ」
当初暗号名「ウインドウ(窓)」と呼ばれていた武器は
後に「チャフ(もみ殻)」と呼ばれるようになった。
爆撃機からばら撒かれた無数のチャフ(アルミニウムの薄片)。
地上から照射されるレーダーの電波はチャフの中にある電子
(金属の中では電子が自由に動き回っている。)にぶつかり、
電子が揺すぶられ、チャフは小型発信機の役目をする。
数百万の数の同一の信号が雨のようになって降ってくる。
(このとき、これで夜空が明るくなったそう。)
このものすごい数の信号の中から飛行機を見つけるのは至難の技。
飛行機は通常金属でできているのでレーダーを照射すると
翼の金属内の電子(何兆個もの)が次から次へと揺さぶられ、振動し、
そして力場が発生、新たに電磁波が発生する。
(これを電磁波の反射という。)
それで飛行機が発信装置の役目をするので居場所がみつかってしまう。
それでチャフを撒いて飛行機を発見できないように混乱させたわけです。
この数十年後に開発されたステルス戦闘機は
レーダーが飛行機の金属の表面に到達しないように塗装し、且つ、直線にしている。
直線にすると、入射波を異なる方向に反射させて位置をわからなくなるそう。
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| 未分類 | 12:26 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
スゴイっすね。
軍事に使われる科学は。
これだけの技術を善の、よいい方向に使ってほしいですよ。
その日が待ち遠しい。
| 火を運ぶもの | 2009/06/19 20:23 | URL | ≫ EDIT