リンゴの栽培が難しいのはアダムとイヴが原因?

紅玉をみつけての記事に
農薬なしでリンゴは出来ない、
木村さんの林檎(奇跡のリンゴ)
の話が出てきて、黙ってられなくこんなことを書きました。
『内地にいるころはいつも無農薬のりんごを当たり前のように食べていました。とても美味しく、紅玉は特に美味しかったです。だから木村さんの林檎(奇跡のリンゴ)の話を最近知ったとき、全然驚きませんでした。なんで今頃になって、みんな驚くんだろうっていう気持ちでした。りんごに限らず、農薬を使わなければいいものが出来ないものなんてないでしょう。逆でしょう。・・・・・
伊達に長い間、無農薬野菜、自然調味料類を食べているわけでもないです。そして合成洗剤類も一度も使ったこともありません。すべて自分の体が敏感であること、科学的なものにアレルギーがあること、ここから、体に興味をもち、健康オタクになっていったわけですが、かなり勉強もしてきたつもりです。多少、現場(農)でも参加しました。
周囲に自然農をやっている人間も多かったです。彼らの野菜を広めるためにも、地方都市に住んでいる頃、当時無農薬野菜屋さんが一軒もなく、それで私のショップを含め三軒で週一回、開放して無農薬野菜を広めました。友人の朝日新聞の記者に素晴らしい記事を書いてもらいました。こういったこともしてきている私としては、無農薬でリンゴができないとは、納得できないです。』
他の議論はコメント欄で読んでください。
(yasuさんが調べてくれたりんご情報も載ってます。)
まず「奇跡のリンゴ」の名前は誰が名づけたのか?
私はこういうことが気になります。
人目を引くネーミング、誰か仕掛け人がいるんじゃないかと思ってしまうのです。
これだけの騒ぎになれば余計、疑心暗鬼になります。
真面目に農をやっている人間はいっぱいいるのに
何故、木村さんにのみ異常ともいえるスポットライトが
当てられるんだろうと一種の不信感を持ちます。
そして木村さんが心配にもなります。
こういうときはシャロムの臼井さんに訊くのが一番。
臼井さんからの返事を友人たちに送ったところ
自然農をやっている直也君(ブログは森さんと二人で)からもメールがきました。
三通紹介します。

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---Original Message---
From: ふるいちまゆみ
Sent: Tuesday, October 27, 2009 1:34 PM
To: 臼井さん
Subject: 沖縄からです。
こんにちは。
早速用件に入ります。
いま、りんごのことでちょっとした議論になっていて
簡単にいえば、いま話題の木村さんの奇跡のリンゴだけが
無農薬じゃないと私は言いたいのです。
なんであんなにもてはやされるのか疑問です。
木村さんの奇跡のリンゴファンの人にしたら
まゆみさんが食べてきた無農薬リンゴは
減農薬じゃないかといって信じられないようなのです。
どう思いますか?
周囲に無農薬でリンゴを作っている人がいますか?
まゆみ
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---Original Message---
From:
Sent: Wednesday, October 28, 2009 8:18 AM
To: ふるいちまゆみ
Subject: Re: 沖縄からです。
舎爐夢ヒュッテ 臼井健二です。ありがとうございます。
まゆみさんの言われる通りです。
上田に美斎津さんという人がいます。
特に有名でもありませんが理想的な生き方をしておられる方です。
自然栽培をされておられる方ですが彼のところはずっと無農薬でやっています。
自分が食べたいだけ作る そしたらリンゴの木は2~3本あればいいといいます。
そこでは無農薬でおいしいリンゴが実っています。
森の様な感じで作物を作っておられます。
ニュージーランドにレインボーバレーファームがありますが
ここでも無農薬でリンゴが実っています。
実らなくしたのが人間の分別なんですね。
おいしいものをもっともっとと思ったところに問題があるのでしょう。
分別は豊かさをもたらしましたがハピネスはもたらしませんでした。
北沢さんもリンゴを無農薬で作っています。
2年目ですが安曇野にいますよ。
http://shalomusui.blog90.fc2.com/blog-entry-820.html
リンゴだけ作るからできないのだと思います。
エデンの園に1本リンゴがあれば多様性の中で育ちます。
分別を持つことで私たちはエデンの園で生きられなくなったのです。
また草は敵のように思いますが草は大地を耕しより豊かにしてくれます。
自然の姿に戻ったときリンゴが実ったのです。
またリンゴは品種改良がされ おいしさを追求した結果が
農薬が必要な品種が生まれました。
原種に近い姫リンゴは私のところでも育っています。
木村さんはマスコミが注目させたピエロでもありますね。
でも本質を突いてもいます。
そのことが今の時代を生きている人には新鮮に思えるのでしょう。
人それぞれの役割があるのでそれでいいかと思います。
でも少し騒ぎすぎですね。
マスコミに登場しない素敵な方はたくさんおられます。
「食べ物は商品じゃない」
●「自然農」農民 美斉津育夫
生き方としてできないこと
安易に食べ物を経済の論理に乗せていった結果、生産者にとっても消費者にとっても「本質」から遠く離れた世界が出来上がってしまった。そのことを憂えている一人の農民が語る農哲学。食べ物を作ることへの矜持。それは、自主的に生きることを手放さないという姿勢でもあり、人と自然に対する誠意でもある。「俺は野菜に値段は付けない」その言葉を象徴する生き方を、あえて農薬を使った単一野菜の栽培が盛んなところで肩肘張らずに行っている。
おまけです。
自然農の考え方 シャロムが20ページほど出ています。
http://shalomusui.blog90.fc2.com/blog-entry-688.html
明日もきっと素晴らしい1日です。LOVE&PEACE SHALOM
〒399-8301 長野県安曇市穂高有明7958
舎爐夢ヒュッテ 臼井健二
http://www.ultraman.gr.jp/~shalom/
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---Original Message---
From: 中嶋 直也
Sent: Wednesday, October 28, 2009 5:59 AM
To: ふるいちまゆみ
Subject: Re: 転送
まゆみさんおはよう。
まだ会ってないし、話したこともないし、
名前も忘れちゃったけど、松本市今井でも無農薬で林檎作ってる人がいるようです。
木村さんと同じように、酢を主体とした物を農薬代わりに使っているようです。
でも、木村さんとは全然関係ないみたい。
木村さんは立派な人だと思うけど、今の本の売れ方は何となく嫌な感じ。
木村さんのリンゴを扱っているナチュラルハーモニーの売り方も、
なんだかお客さんをあおり過ぎている感じで嫌だ。
確かに売れることは大事だと思うけど、
なんか嘘臭い感じがする。
木村さんが変なことに巻き込まれなきゃいいけど、
なんて、余計な心配をしてしまいます。
僕の畑に、何故かリンゴの木が生えてきました。
林檎なんて捨ててないし、種をまいた覚えもないのに。
となりがリンゴ園なので、そこのみからはえたのかな?
とも思うけど、そんなに簡単に発芽するとも思えないし。
どうでもいいけど、
美斎津さんは、小諸だったように思います。
自然農とか、自然栽培とか、やってる人は結構いっぱいいるので
(僕のアパートに近くにもそんな畑があります)、
りんごだけ無農薬で栽培してるのが1人だけって方が不自然な感じです。
直也
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以上。

ここで終ってしまっては私らしくない。(笑
こんなふうに議論になるときは、
何か大きなメッセージが隠されていると考えます。
yasuさんがいうようにリンゴといえば、アダムとイヴ。
yasu『りんごってアダムとイブだし、
コーカサス辺りが原産だし、意味ある果物なのかもね。』
リンゴ栽培が本当に難しいのなら、
原産地以外で育ちにくいなら、
もしかしてアダムとイヴの物語に原因があるのかも知れない。
アダムとイヴが、人類が、遺伝子操作で創造されたなら、
リンゴが農薬なしで育ち難いことにつながる。
人類を創造した存在は、人類に林檎を食べさせたくないのかも知れない。
ふとこんなことを考えました。
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まゆみさん、こんにちは。
無農薬でも林檎は出来ましたよ。
食べていないので“食べられる味の林檎”だったかどうかは定かではないですが。
前の家庭の話です(汗)
庭付きの一戸建てだったので、嬉しくて小さな畑も作りましたし、植木も色々植えました。
果実が成る木が欲しくて林檎を2本(多品種を植えないと実が付かないと説明書にあったので)植えました。
ちっとも実が出来ずに年月が流れ、6年後、私は家を出ることになったのですが、週末には子供たちを父親に合わせるため車で送って行ってました。離婚して翌年(林檎を植えて7年目)車の中から庭に目をやると林檎の木に赤い実が・・・
私は無精で庭も放ったらかしで、肥料も殆どやっていませんでしたから(もちろん農薬も)赤い見は本当に小さな実でした。
(それを見たとき何故かちょっと涙が出たんですが・・・)
なので、無農薬でも実がつくことは確かです。
| 石玉 | 2009/10/28 15:43 | URL | ≫ EDIT