医療を考える(6) ホメオパシー(適合)

やっぱりマウス画アップできないので写真にしました。
松本丈二先生の『ホメオパシー医学への招待』より
ホメオパシーを一言でいうなら、
”患者の複雑な症状を、その症状に最も似た症状を健康な人に
引き起こすことができる物質を与えることによって
患者の自然治癒力を高め治癒を目指す医学体系”、だとあります。
プルーピングで得られた薬の起こす生理作用が細かく記載されている
「マテリアル・メディカ」と呼ばれる大著があって、
経験豊富なホメオパスはこの「マテリアル・メディカ」を基本にして
一つひとつの薬の全体像(ドラッグ・ピクチャー)をイメージとして持ってるそうです。
”これは頭痛に効くとか、これは咳に効く”とかの
西洋医学的な断片的な知識ではなく、全体像でないと意味がない、
だからそのために細かい情報が必要になるので、
1~2時間かけてカウンセリングしないといけない、そうなんです。
『患者と薬のそれぞれの全体像を適合させることこそ、ホメオパシーの目標だといえる。』
この松本先生の言葉はボーム的で、全体で、アートで、映像的にも凄く入ってきます。
なので糖尿病や肺がんというように病気を種類別に分けて薬を選ばない、
ホメオパシーは病気の一般的な分類を好まないそうなんです。
だから現代医学では胃痛にはこの薬といったふうになるけれど
ホメオパシーではまったく違う薬(レメディ)になるんですって。
患者を全体としてみることが大切だと何度も書かれてます。
Aさんという一人の人間の全体像、
Bという薬(レメディ)が持つまるで一人の人間のような全体像、
これがピタッと合うといいんでしょうね。
だから人生経験豊富な、バランスの取れた人がホメオパスに向くのでしょうね。
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| こころとからだの健康/アーユルヴェーダ/ホメオパシー | 21:36 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑
賛同の様な反駁の様な意見を一つ。
治るのは患者。治すのも患者。病巣もまた患者。
洋の東西とかを気にするのも患者。
医者が信じれなくても治ってしまえはそれまで。
患者が信じれなくては治ってしまっても治療が続く事がある。
| 珪素 | 2010/09/23 02:33 | URL | ≫ EDIT