医療を考える(7) プラシーボ

冬に買ったホログラムの本に体に関することが載っていたので書いてみます。
非公開コメントにもタイミングよく入ってますが
プラシーボは必ずしも薬とは限らないようです。
水晶や銅のブレスレット、外科手術なども入るそうです。
1950年代、狭心症の治療のための胸部動脈を結束する手術の代わりに
胸部を切開して何もせずに縫合だけして閉じたところが
通常の手術となんら変わらない症状の改善がみられたそうです。
これで通常の手術はただのプラシーボ効果を生み出していたのに
すぎないことがわかった、そうです。
この半世紀、プラシーボ効果について世界中の何百もの詳細な
研究が行われてきてわかったのが、プラシーボを投与された人の
35%にかなりの効果があった、そうです。
たとえば
プラシーボとアスピリンの場合、
9回の二重盲検法でプラシーボは54%効果的だと、
プラシーボとモルヒネでは6回の二重盲検法で
プラシーボは56%効果的だと証明された、そうです。
いま世間で叩かれてるように
仮にホメオパシーがプラシーボ効果なら
薬より自然なものを体に入れるほうが間違いなくいいに決まってる。
■プラシーボの効果を左右する要素の一つは投与の仕方。
錠剤よりも注射のほうがプラシーボ効果が高い。
(注射のほうがよく効くと思われているから)
錠剤よりもカプセルといったように。
錠剤の大きさ、形、色も効果に影響を与えるそうです。
色の暗示のテストでは
黄色とオレンジ色=興奮剤、抑制剤
濃い赤=鎮痛剤
淡い紫=幻覚剤
白=痛み止め
と人は考えるそうです。
この色の暗示でいろんな治療がありますよね。
カラーシールを体のツボに貼るのもありましたね。
カラーカウンセリングも同じでしょうか。
■もう一つの要素は医師の態度
プラシーボ専門家の医師デイヴィッド・ソーベル氏が
受け持つ喘息患者に製薬会社から送られてきた
強力な新薬のサンプルを患者に投与したところすぐに症状が改善。
次に発作を起こしたときにプラシーボを与えたら
すると「この薬はおかしい」と患者が言ったのを聞いた医師は
最初に投与した新薬の効果を確信したそうです。
ところが製薬会社から連絡があり、
最初の薬は間違って送ったプラシーボだったことが判明。
これは量子力学的だな。
この前、ホメオパシーの記事で
現代医学こそプラシーボじゃないかと、
そして薬を出す医者によって効果が変わってくる、と書きましたよね。
だから医師の気持ち次第、態度次第でなんとでもなるということでしょう。
治るのものも治らない、反対に奇跡的に治るということも起きるということですね。
ずいぶん前に巷で流行している安易なポジティブ信仰を批判したときに
どんなに口でポジティブな言葉を発しても
心の中で、無意識でそれに反することを思っていれば、
無意識の力のほうが大きいから実現しない、と書きましたが、
これも同じですね。
民間伝承のイボ取りの儀式もプラシーボ効果と実証されているそうですよ。
じゃ心霊治療なんかもそうなんでしょうね。
よくあるじゃないですか、シャーマンが患者の体の中に手を入れて
悪いものを取り出すとか、マジックのようなもの。
プラシーボなら納得できます。
儀式自体がある意味、プラシーボなんでしょう。
奇跡や宗教もね。
あっ、祝詞もそうかも知れない。(笑
私は祝詞で雨を降らしたり止ましたりできますが、プラシーボかも。
なぜか絶対できるという不思議な自信があると書きましたが、
これこそプラシーボ効果じゃないですか。
私の口癖、これもそうでしょう。「一人の力は偉大である」
やっぱり誰でもが偉大な存在なんですよ、忘れてるだけで。
これですよ、98年に書いた『自信がある』
見渡せば色んなものがプラシーボに思えてきます。
プラシーボ効果はホログラム的で量子力学的!
とっても面白い。
つづく
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| | 2010/09/25 21:16 | |