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あいさつ

表紙の写真の作品は、2003年に制作したものです。
尚、当ブログの記事の引用・転載は必ずリンクを貼ってください。


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原発と最先端科学実験

未臨界の原子炉の核分裂を起こすために外から中性子を打ち込む「未臨界原子炉
リンク内の動画でみると、まるでビリヤードみたいです。

■原子炉実験所において、世界初の加速器駆動未臨界炉実験を開始しました。(2009年3月4日)京都大学
「・・・実験では、固定磁場強集束型(FFAG)加速器からの高エネルギー陽子ビームを京都大学臨界集合体実験装置(KUCA)に設置した重金属の標的に導いて核破砕反応を起こし、それに伴って発生する中性子を未臨界状態の原子炉中に打ち込み、核分裂連鎖反応を持続させて、その特性を調べ、加速器駆動未臨界炉の開発の基礎を築くことを目的としています。なお、加速器駆動未臨界炉は、未臨界状態の原子炉、すなわち停止中の原子炉を稼動させるもので、加速器の電源を切れば原子炉は停止することになり、原理的に臨界超過事象が生じない安全なシステムで、核変換特性に優れていることから燃料増殖や超ウラン元素の核変換処理に有効で、発電も行える夢の原子炉になる可能性を秘めています。」

京都大学原子炉実験所の場所(大阪府泉南郡熊取町)
kurri.jpg

沿革
1963年4月 全国大学等の共同利用研究所として設置。
1964年6月 研究用原子炉(KUR)が初臨界到達。
1974年8月 臨界集合体(KUCA)が初臨界到達。
2010年4月 KUR低濃縮ウラン炉心 初臨界到達。

KURとKUCA

HPより
「京大原子炉KURは、原発(濃縮度4%程度)と違い、高濃縮ウラン(93%)を燃料としてきました。核燃料はアメリカから供給され、東京港などで陸揚げされた後、陸上輸送で搬入されていました。一方、使用済み燃料は、運転開始当初は、横浜港まで陸送後、アメリカへ送り返す輸送が計9回行われました。その後、横浜港の使用を拒否され、プールに貯蔵されていましたが、核拡散を心配するアメリカが引取りを再開。泉大津港を使って、93%高濃縮ウランは全て返還されました。返還輸送についてはこちらアメリカは核拡散防止の観点から高濃縮ウラン(93%)の提供も中止し、京大原子炉KURは2006年2月23日、42年間の高濃縮ウランによる運転を終了して、停止しました。」

一旦は廃止したようですが、”利用しやすい原子炉を目指して”再開したようです。
ま、大学には研究用原子炉はありますが
こんな場所でこんなことが行われていたとは知らない人も多いのでは。

この京都大学原子炉実験所で
原子力を止める研究をしている異端の研究者が6人いるそうです。
なぜ警告を続けるのか~京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち~(ビデオ)
これが京大の懐の大きさなんでしょうか。
このあたりまた後日書きます。


確かこの近くで核燃料の加工工場がありませんでしたか?

■<加速器によって駆動される未臨界炉の研究> 名古屋大学
『・大電流陽子加速器と未臨界原子炉とを組み合わせた原子炉はエネルギーを生成しつつ、長半減期の核燃料廃棄物を核変換できる将来の原子炉として、期待を集めています。この炉は未臨界炉をベースとするので、加速器を止めて中性子の発生をとめれば、原子炉の出力を下がるため安全性が高いと考えられています。
・この炉心を運転するためには、炉心内の未臨界状態を常に監視する装置の開発が必要です。そこで中性子集団の挙動を確かめることにより、原子炉の未臨界を測定する手法の開発を目指しています。』


■加速器駆動未臨界炉(ADS)の原理(複合原子力科学研究)

■京都大学臨界集合体実験装置 (KUCA)

KUCAってほんと喰うか喰われるかみたいだ。
しかし一歩誤ったらとんでもないことになりそうですね。

原発と最先端科学実験が切っても切れない関係だと書いてきましたが
この「未臨界原子炉」を知るともう確信に近づいてきます。

「J-PARC」でもこの「未臨界原子炉」実験計画があるみたいです。
「J-PARC」の敷地には原発もありますからね。

これが地図です。
J-PARCセンター、東海第二原発、JAEA(日本原子力研究開発機構)、KEK
ma405.jpg

いつかそのうちニュートリノ砲みたいに遠方から
原発に中性子を打ち込んで原発を操作できるかも知れませんね。

加速器で中性子を作るときにニュートリノができるし
ニュートリノを作るときに中性子も発生しますよね。
このときに大量の放射線が出るので被爆することもあるようです。

「J-PARC」から少し離れた場所に高速増殖実験炉「常陽」があります。
もんじゅと同じように事故を起こして停止中。

高速増殖実験炉「常陽」の事故とその重大性(小林圭二(元京都大学原子炉実験所講師))
「・・・ところが、事故の発生は約 6 ヶ月後まで わからなかった。11 月の燃料交換作業で操 作不能が起こり、その原因調査で初めて損傷に気がついたのである。・・・同様の事故が「もんじゅ」で起こればどうなるだろうか。そもそも「もんじゅ」では、 究極の事故=炉心崩壊事故対策として、ナトリウム液位を炉心上面が見えるところまで下 げられない構造になっている。破損を見つけること自体できない。・・・原子炉容器内に異物を落としてし まうトラブルはあり得ることだ。高速増殖炉ではそれが致命的になる可能性が大きい。「常陽」の事故は、軽水炉にない高速増殖炉特有の危険性を如実に示している。それが、 原子力界内で目立たぬように処理されようとしている。修理には 2 年~ 4 年、40 億円~ 100 億円の費用がかかると言われている。こんな原発が実用になるはずがない。」

この小林圭二さんのお話がすごくて告発とも受け止められる内容です。
すごくわかりやすく説明されてますからぜひリンク内で全文を読んでください。
この文章だけでもとんでもなく怖いでしょう。

異物を落とすことが高速増殖炉では致命的になるなら
もんじゅの大きな落下物はとんでもない怖さです。
しかも「原子力界内で目立たぬように処理されようとしている。

そしてこれまた予想した通り、
「KEK」と「J―PARC」の被害のニュースがようやく出てきました。
被害はかなり大きくなりそうです。
高速増殖実験炉「常陽」が稼働していたらと思うとぞっとします。
原発は緊急停止、使用済み燃料プールから水が溢れたそうですが
報道されましたか?
地震後にこのあたりの放射線量が高くて何度も書きましたよね。


その「もんじゅ」、今年の6月に落下した炉内中継装置の引き抜きをするようです。

福島原発以上に危険性のある高速増殖炉もんじゅで今起きていること49(Dive into the Tech World!)


調べれば調べるほど思うのですが、日本人は核が大好きな民族に思えて仕方ありません。どうみても被爆国とは思えない。核といえば、仁科芳雄、湯川秀樹、そしてゼカリア・シッチンのアヌンナキの物語。


<資料>
ニュートリノの打ち込みテストしたの?(2009.03.16)への月のひつじさんのコメントです。

月のひつじ「まゆみさん、お久しぶりです!長野県中部の頻発地震、震央は乗鞍高原温泉スキー場あたりなので、ちょっと下ですけど、このコースに近いですね。2/18の福井県嶺北地方の頻発地震も思い出しました。関連で、京都大学原子炉実験所の臨界集合体実験装置(KUCA)という施設で、世界初の加速器駆動未臨界炉実験が始まったという話を見つけました。これは、 要するに臨界に達していない(未臨界)状態の原子炉に中性子を打ち込んで運転させるという実験らしいです。ニュートリノを打ち込んだり、中性子を打ち込ん だり・・・!

「京都大学原子炉実験所、世界初の加速器駆動未臨界炉実験を開始-スラッシュドットジャパン」
http://slashdot.jp/science/09/03/06/1529228.shtml
「加速器駆動未臨界炉は未臨界状態の原子炉に中性子を打ち込むことで核分裂連鎖反応を持続発生させるもので、加速器の電源を切れば原子炉が停止するため、トラブルが発生しても炉心融解などの大事故には至らないというメリットを持つとのこと。」」


つづく

<追記>
いま検索でみつけました。またこれを元に書きます。

核燃料加工施設一覧(平成 20 年7月末現在)
http://www.nsc.go.jp/anzen/sonota/topics/data/20081010/10.pdf

原子力発電に関する基本的な資料
http://mugla.in/genpatu/shiryou.html
原子力発電に関する基本的な資料
「最も根本的な問題は、そもそも高速増殖炉自体実用になる見込みがないうえに、高速増殖炉を運転すると核兵器に最も適した超核兵器級プルトニウムが容易に生産・ 取り出せることだ。 ... 「大阪府熊取町にある京都大学原子炉実験所。ここに脱原発の立場から活動を続けている”異端”の研究者たちがいる。 ... 状態になっており、数十トン単位のウラン、プルトニウム、セシウム、ストロンチウム等の所在が不明、周辺汚染の疑い。 ...

これまた想像以上にちゃんとした科学者もいるみたいです。



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COMMENT

同じく大阪府の東大阪市にある「近畿大学・原子炉」の、二つのキーワードでも検索してみてください。
この大学の住所から判断するに、住宅街であり、司馬遼太郎さんの記念館も車だったらすぐ近くみたいです。

| たま | 2011/04/05 00:24 | URL |

日本の大学も核兵器産業にサンカク(参画)シテイタという話なのでしょうか。

一般的原子炉核燃料ウラン濃縮は3%程ですが、
90%以上の濃縮は核爆弾に転用できるそうです。


オバマが核兵器廃絶を訴えだした頃、
原子力発電再展開の動きが生まれた。

その陰には、“地球温暖化”があった。


何か見えてキマスね。

核兵器は使えない兵器、
と云うより、もっとスバラシイ大量殺人兵器の開発に成功したのでしょうね。


だから、厄介者の濃縮ウランを原子力発電で処理してシマエと。

| あかとんぼ | 2011/04/05 00:38 | URL | ≫ EDIT

だから、
順序が逆なのだろう。

原発による発電量を消費する為に、最先端科学実験が行われている。

だけど、
実験の現場にいる研究者は、純粋に研究に取り組んで人がほとんどに思いますが。


(研究結果を、
金儲けに応用してヤロウと、
虎視眈々と、窺っているケダモノがイッパイ!)

| あかとんぼ | 2011/04/05 02:27 | URL | ≫ EDIT

原子力は諸刃の剣。
剣といえば東京のスカイツリーは日本刀を東京に突き刺した形。しかも稀代の剣豪宮本武蔵の名を借りて。
これではまるで日本が切腹させられている様だ。
日本の原子力による自滅を象徴しているように思える。
なんという皮肉。なんという悪戯。

原子炉という名の核爆弾が、自爆装置として日本に仕掛けられていたとは。
核兵器がなくとも、原子炉があれば表向きの侵攻なくとも内から国を滅ぼせるという事か。
だが諸刃の剣。
最期の悪あがきか。

| 里のペガサス | 2011/04/05 06:49 | URL |

放射線の中で一番恐ろしいのが、中性子線である。

中性子線が人体を通過する時、細胞、遺伝子を破壊する。
原子爆弾でなくても、
原発のようなレベルでも、原子核分裂反応では中性子線は出る。

| あかとんぼ | 2011/04/05 19:24 | URL | ≫ EDIT

原子核崩壊の色々過程で、
α線β線γ線を出す。

原子核分裂のように質量数が半分になるような反応で中性子線を出す。

(確かな事は、専門書で確認して下さい。
わたしの場合、不真面目な学生でしたから、忘れてシマッタと云うよりは、初めっからチャント覚えていない。モウ、30年前の話です。)

| あかとんぼ | 2011/04/05 19:44 | URL | ≫ EDIT















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