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あいさつ

表紙の写真の作品は、2003年に制作したものです。
尚、当ブログの記事の引用・転載は必ずリンクを貼ってください。


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デッサン (石)


暑い日差しの中、散歩がてらの
郵便局からの帰り道に花の写真を撮っていたら
そこの家のご主人らしき人が声をかけてきた。

観光客と思われたので諏訪に住んでいることを伝えた。
何処に住んでも私はよく観光客と間違われる。
流浪の民の血が流れているから
なかなか根を下ろさないのが雰囲気に出ているのかも知れない。

しかし何処に住んでも、こういう出会いが頻繁にあって
いつものことながら面白い。

「今から外出するので時間がないけれど
僕の描いた絵をみてくれないか」と誘われ、
玄関先で花の絵を10枚以上見せてもらった。
鮮やかな花たちだた。
書もみせてもらった。書はいいな。
いつか私もやりたいと思いながら未だにできていない。

何処に住んでもこうやって声を掛けられ、
こういう出会いが頻繁にある。

玄関からでたら目の前に石がいくつも並べてあって
内心やっぱりね。

「そこにもあるよ」の声でみるとあるある。

湖水で拾えるそうだから、今度、わたしも拾いに行こう。

私も石が好きで少し持っていると言ったら
その人は石の絵も描くそうで、またまたやっぱりね。
私も先週と今週、石をデッサンしたんですよと言った。

何処に住んでも声を掛けられこういう出会いが頻繁にある。

別れ際に「石には意志がある」と言ったら
「僕は意志が弱くて」と笑いながら。

さてこれが今週の石のデッサン



DSC06976.jpg

DSC06977.jpg

北澤一伯さんも石が好きでいくつも持っているそうです。
先週は北澤さんの石を、今週は私の石をデッサン。
3×4センチの小さな石をがちょうの卵くらいの大きさに。

北澤さんが言うには私は石を描くのが向いているそうなんです。
要は石には意志があるように
”ある何かが”存在しているものを描くのが向いているらしい。

もっと絵を描けるようになったらと
私にしかできない、その先の提案をしてくれた。
いつになるかわからないけれど、それは楽しみである。

この石のデッサンは今までで一番いいと言われたけれど
私にはまだまだわからない。わからないことだらけ。

デッサンの前に線を描く練習が不思議で面白い。


マツモトアートセンター」の美術教室が更に伸びやかになりました。
興味のある方はHP覗いてみtください。

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| 絵/デッサン | 22:39 | comments:6 | trackbacks(-) | TOP↑

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| | 2011/07/02 02:30 | |

アーティスト

まさに水を得た魚。創作活動の記事これからも楽しみにしております。

>わからないことだらけ。

大好きな言葉です。歌手のEPOさんが歌っている歌の中に(題名は忘れました、すみません)
『大人になっても知りたいことは山ほどあるの……』がとても印象的で、この記事で初心に帰ったような気がしてよかったです。ありがとう。

| ぽん | 2011/07/02 12:48 | URL | ≫ EDIT

Re: 茅野環

まったりとさん、ありがとうございます。たまにはコメント全部ではないけれど公開しましょうね。

> まゆみさんの石のデッサンが木に見えました。
> 固定的ではなく柔らかな木のイメージです。
> 年輪が美しいな~

>
> そう感じていたら
> フラーのコズモグラフィの217ページを思いだした。
> 216ページのF.図が前菜
>
> 最近私は。。。
> 『石に話すことを教える』アニーディラード~
> 219ページまで
>
> 最近のまゆみさんの記事は、おくの深いところで、つなががっている。
> 「ある何かが」ですね(微笑
>
> それと“歩く石”の過去記事もフト脳に浮んだ・・・

| mayufuru | 2011/07/02 21:09 | URL |

Re: アーティスト

ぽんさん、ありがとうございます。

| まゆみ | 2011/07/02 21:11 | URL |

3・11

  
北澤一伯 さん Twitterより       
ダモクレスの剣
6/30 松本震度5強。 勤務先のマツモトアートセンターの室内を片つけながら、3・11で被災された人々に思いをめぐらせ、私たちは3・11後の続きの世界にいることを自覚しました。

3・11後のつづき世界を自覚する。。。
危険とは、安全ではないすべてのことだ。


この数週間311被災者の追体験を感じていました。
なんだろう?

否、(梶川さんブログより引用)
<彼らにないものはわれわれにもない>

| まったりと | 2011/07/02 21:30 | URL |

粋なやりとり、
読んでて嬉しくなりました。

大自然の造形は、ほんとうに美しい。
讃えずにはいられない。

きっと石もよろこんでいることでしょう。

| 里のペガサス | 2011/07/03 11:00 | URL |















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